巷でパンストと言えばすぐにそれを穿いた美しい脚が思い浮かぶと思います。

そもそもパンストというのは「パンティストッキング」を略したもので、後者の方が正式名称となります。

昔はパンティストッキングと正しく言うことが多かったような気がしますが、いつの頃からなのでしょうか、「パンスト」と略して呼ぶようになったのは・・・?

とにかく以前のパンストは伝線しやすかったものです。

ちょっと尖った部分に引っ掛けると、あっというまに縦方向にほつれてしまうのが悩みの種でした。

それが肌色のものならまだ目立たなくて済むのですが、黒っぽい色だったりすると本当に恥ずかしい思いをしてしまいます。

極端な話、そんなパンストで街を歩くのは気が引けて仕方がなくなります。

自覚しているのならまだマシな方で、伝線に気付かずに歩いていると見知らぬオジサンから「もしもし、ストッキングが伝線してますよ」などという
セクハラまがいの言葉に驚いたり、穴があったら入りたくなるでしょうね。

なので、女性は日々「パンストが伝線していないだろうか?」と100メートル歩くたびに後ろを振り返って自分のふくらはぎあたりを確認していたのです。

だけど、近ごろ市場に出回っているパンティストッキングはとても丈夫になりました。

それが証拠に、木の枝などに引っ掛けてもちょっとやそっとじゃなかなか伝線しにくくなったではありませんか。

これなら街を気兼ねなく闊歩できるというものです。

ところで、パンストはどれも同じように思う方もいらっしゃるかもしれませんが、よく見るとメーカーによって多少の違いはあります。

たとえばマチの部分が多めに取ってある製品があるかと思えば、そのスペースが少ないのもあったりと、様々です。

窮屈な下着が苦手な方は、前者のようなマチを多く取ってあるゆったりしたパンストを選んだほうが無難だと思います。

また、こういうヒラヒラしたものは前後の区別がつきにくい場合があるのですが、中にはきちんと「前」「後ろ」のタグが付いている、使用者にとても優しいパンストもありますので前後を間違えやすい方はぜひこのような製品を探してみることをオススメしたいです。

それに、パンストは「肌色」それに「黒」というイメージが大変に強いものですが、近ごろでは赤や青、それに紫など色の種類もバラエティに富んでいます。

これらの色調を上手にファッションに取り入れて、アナタだけのオリジナルなスタイルを確立するのもかなり楽しい作業だと言えるでしょう。

 

毎日を元気に過ごせているのはパンストのおかげ

パンストは、オシャレに欠かせないアイテムだ。

きちんとした物を購入しようとすれば、洋服が一着手に入る程高価な場合もあるが、やはり品質が価格に比例する気がする。

人によってお金の価値観は違って当然だ。

どうせすぐ伝線しちゃうんだからパンストは消耗品と割り切ってお金はかけない、という人がいるのも納得できる。

だが、下着と同様、パンストにきちんとお金をかけている人を見ると、本当の意味でのおしゃれが分かっている気がして嬉しくなる。

人生そのものを丁寧に生きてる人のような気がして、仲良くなりたくなる。

お金をかけたぶん、やはりそれを大切に扱うようになる。

パンストなら、面倒でも、長持ちするよう手洗いし、伝線しないよう無理な圧力をかけずに脱ぎ履きする。

日々の生活の中での、無意識のそんな行動のひとつひとつが、丁寧なしぐさや立ち振る舞いを生み、自然と女性らしさをかもしだす。

魅力的な女性になるべく、その人のきっかけにもなりうるのではないか。

だから私は、パンストにはきちんとお金と手間をかけるよう心がけている。

夏場は汗で肌に生地が張り付いて、トイレでの脱ぎ履きが大変だ。

でも、素足の時とパンストを身につけた時のミニスカートやショートパンツ姿を鏡で見比べてみると、その違いに驚き、身につけない、という選択はできなくなる。

足全体のシルエットの美しさ、なめらかそうな肌の質感、膝上のぜい肉のたるみ、あらゆる欠点が魔法のように消え去るのだから。

パンストのメリットは見た目だけではない。

自分に合ったサポート力の物を選べば、足の疲れ具合が違う。

むくみ防止という美容面でも大きな効果を発揮してくれる。

素足の状態で一日を過ごした日の終わりに、ぱんぱんにむくんだあまりの足の太さに驚くことが多々ある。

そしてそんな時は、例外なく足の疲れからずっしりと全身も重く、パンストの大切さを自分の体で実感する。

きちんと運動し、足の筋力をつければよいのだと分かってはいても、なにかと忙しい現代において、その時間を作りだすのは難しい。

運動したくても、その時間を取れない場合も多い。

人々の疲れの軽減、という意味でも、パンストは世の中に貢献しているのだろう。

ただ、飲食系の仕事をしている場合は注意が必要だ。

パンストを着用した状態で熱湯がかかると、生地が肌にはりつき、大やけどの危険が高まる。

給食の調理場などでは、パンストの着用は禁止しているところもある。

私も調理に関わる仕事をしているので、着圧ソックスのような厚手の生地でなく、でもパンストのように薄手で、やけどの危険の少ない生地の商品が一般的になればと期待している。

歳を重ねると、ふくらはぎ等に静脈瘤ができ、血管が青く浮き上がる場合がある。

足のむくみとともに痛みを感じる場合もある。

立ち仕事をしている人は特にその危険が高まる。

その予防や進行の軽減にも役立つ事を考えれば、パンストの、容姿、美容、さらに健康面においての期待は膨らむばかりだ。