マッサージは何故体に良いのか

マッサージがもたらす効果について

マッサージは何故体に良いというのは世界の共通認識といってもいいでしょう。

その効果についてはなかなか解明されていない部分もありますが、マッサージが健康に良いということに疑いを抱く余地はないでしょう。

これまでの世界の歴史がその効能については証明しています。

最近分かっていることはマッサージは血行を良くすること、リンパの流れを正常にして自律神経にも働きかけるということが分かってきています。

昔は物理的な要因があると考えられてきたのですが、物理的に要因よりも刺激による後天的な体の反応が健康に良いということが今の認識ということになるのかもしれません、そしてこのことはかなりの部分で証明されつつあります。

ただ全てのことが解明されたというわけではなく、まだまだ知られていない効能などがあるといってもいいでしょう。

それぐらいにまだまだ分かっていないこともあるのです。

いずれにしてもマッサージが体に良いのは物理的な要因というわけではなく、刺激に体が反応する後天的な体の機能によるものだという事は、物理的な力が必要なものではないということが分かってきています。

ここで重要なのは、マッサージに圧は重要ではないということです。

刺激を与えることが健康に良いわけで、力で何かをしようというものではないということが重要になります。

力を入れると筋肉を傷めてしまうこともあるので逆効果になることも考えられます。

気持ちいいと感じることが重要です

そして、さらに注意したいのは精神的な効果です。

施術をしてもらっていると気持ちいいと感じることが多く、リラックスできることによって健康に良い機能が働いていると考えられることです。

この気持ちいいという感覚は人にとってはとても重要な意味があります。

人は自分の体に良いことをしていると例外なく気持ちいいからです。

マッサージ

食事をしていい気持ちになる場合も体にとって必要なことをしているからですし、睡眠をしてぐっすり眠れると気持ちがいいということも体に間違いなく良い場合に感じる感覚です。

運動をして気持ちがいいという場合も同様でしょう。

この気持ちいいという感じを施術時に感じることは例外なく体にとって意味のある大切なことをしている場合であり、これが指圧にもいえるということになります。

ですから、最近よくメディアなどで紹介される痛い足つぼのような施術がありますが、痛いということから健康になるという発想は無視すべきといっていいでしょう。

痛いということは体にとって良くないことをしている場合に体に起きる反応で、これが体に良いはずはありません。

ですから、施術をしていて痛い、若しくは辛いと感じるようなことがあればそれは基本的には体に良くないことをしているということで止めるようにしましょう。

指圧のような場合であれば圧を入れすぎると痛いということを感じるでしょうから、圧の入れすぎは厳禁です。

また長い時間施術し続けるのも、体に大きな負担をかけすぎるので、意味なく長時間施術をすることも避けるのがいいでしょう。

翌日に筋肉痛やつかいたみのような症状が出ている場合は完全にやり過ぎている証拠ということになります。

マッサージはちょっと足りないぐらいがベスト

ではどれぐらいの力でどれぐらいの時間の施術をすれば良いのかというと、圧はもうちょっと強くてもいいかもというぐらいが最適で、時間はもうちょっとしたいと感じるぐらいが一番よい止め時です。

つまりこのもうちょっとというのが一番良いということです。

腹八分目という言葉がありますが、これは何にでもいえることです。

適度な所で止めるということは人に取っては難しいものですが、もうちょっとというところは誰でも感じることがあるでしょう。

ですが、それが一番人にとってはいいところです、その先はすぐに痛いというようなことを感じるようになりますから、そこまで行く前に抑えるのが最も効果的な施術となるはずです。

また、刺激は伝わるところと伝わらないところがあるということを理解することも大切です。

例えばお腹の脂肪の上にいくら圧をかけても意味がないことは分かるでしょう。

お腹の脂肪の上にはツボはありません、このツボという考え方は東洋医学独特かもしれません、西洋医学ではツボという考え方はあまりありません。

ツボというものではなく神経が刺激を伝えやすいところとそうでないところがあるということを考えると分かりやすいかもしれません。

刺激は与えるとこによって体の反応も違うということが分かっています。

ですから神経が集まっているところを刺激してあげないとマッサージの意味が無くなるわけです。

このことは施術をするうえではとても大切です。

意味のないところを意味なく施術しても何の効果もありませんから、しっかりとツボを押さえて施術をする必要があります。

ではどこがツボなのかを覚える必要があるのかというとそんなこともありません。

ツボは施術をしているとすぐに探すことが出来ます、どこかというと気持ちいいと感じるところがツボなのでそこを探すようにしましょう。

 

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